NVDAの要素リスト機能を使ってGmail(簡易HTML版)を操作

ここでは、NVDAの要素リストという機能を利用して、Gmailの操作について説明いたします。

1  NVDAの要素リストについて 

NVDAの要素リストとは、ウェブ上のリンク、見出し、フォーム、ボタン、ランドマークが、マークアップされている所まで、移動または直接実行出来るという機能です。

要素リストの起動と終了 

以下のように行います

  • 起動 → NVDA + F7
  • 終了 → Escape キー

要素リストの操作

① ウェブサイトを開いている状態で、NVDA キー + F7を押して、要素リストを起動させます。

② マークアップされている要素の一覧がツリービューで表示されます。
初回起動時では、リンクの一覧が表示されます。
このリスト内で、上下矢印キーを使って項目を選択し、Enter キーを押すと実行されます。

③ 他の要素リストを表示させたいときは以下のように行います。

A. 要素リストのツリービューの状態から、Shift + Tab を押し、種別  グループまで行きます。
    B. 矢印キーで、表示させたい要素を選びます。

以下の順に並んでいます。

  • リンク(K)
  • 見出し(H)
  • フォームフィールド(F)
  • ボタン(B)
  • ランドマーク(D)

C. 上記の確認したい要素が選べましたら、Tab キーを押します。

再び、要素リストのツリービューに戻ります。

例えば、見出し(H)を選んだ場合は、見出しがマークアップされている項目が表示されます。

D. 上下矢印キーで、移動したい見出しを選び、Enter キーを押すと、要素リストは終了し実際のウェブサイトの見出しに移動します。

④ 要素リストの操作項目の移動は、Tab キーで行います。

以下の順に移動して行きます。

A. 要素リストが、起動しているか、NVDA + Tで確認します。
そのとき、要素リストと読み上げます。
起動していない場合は、NVDA + F7で起動させて下さい。

B. 要素リストのツリービューから、スタートとします。
操作は、Tab キーで移動して行きます。

フィルター(Y)
表示させたい要素を入力して、一覧として表示させます。 

アクションの実行
実際のウェブサイトの要素へ移動し、操作を実行します。
要素リストのツリービューから選んだときやフィルターで検索するときにしようします。 

移動(M)
実際のウェブサイトの要素まで、移動しますが、リンクの場合、操作の実行は行いません。
要素リストのツリービューから選んだときやフィルターで検索するときにしようします。

キャンセル
要素リストが終了して、ウェブサイトに戻ります。 

種別 グループ
要素の一覧が表示されます。
要素の一覧につきましては、⑤を参照して下さい。

2  実際に要素リストを使って、Gmail を操作

次に、実際に、要素リストを使ってGmail を操作してみます。

Gmail は、Google が提供するメールサービスです。
今回は、ウェブブラウザー上で操作を行います。
使用したブラウザーは、Google Chrome です。
なお、他のメールアプリでもGmailアカウントを登録することが出来ます。 

ウェブブラウザー上でのGmailの表示形式には、2種類あり、標準HTML形式と簡易 HTML形式とで切り替えることが出来ます。
起動時は、標準HTML形式で表示されます。
ページ先頭に、簡易 HTML形式というボタンがありますので、Ctrl + Home で、ページ先頭まで行き、Enter キーを押すと、簡易HTML形式に変更されます。
再び、標準HTML形式に変更する場合は、1文字ナビゲーションのリンクへのジャンプキーである、K キーを押して標準 HTML 形式で表示というリンクまで行き、Enter キーを押します。
簡易HTML形式では、以下の機能が表示されませんのでご注意下さい。

  • チャット
  • スペルチェック
  • キーボード ショートカット
  • 連絡先の追加または読み込み
  • From」アドレスのカスタマイズ
  • リッチテキスト形式

簡易HTML形式でメール作成フォームを確認 

ここでは、要素リストを利用して、簡易HTML形式でのメール作成フォームを確認してみます。

以下のように行います。 

① Chrome を起動させて、Gmail を開きます。
このとき、標準HTML形式で表示されます。

② Ctrl + Home で、ページ先頭へ移動し、簡易HTML形式で表示というボタンと聞こえましたらEnter キーを押します。

③ NVDA + F7を押して、要素リストを開きます。

④ Shift + Tab を押して、種別グループへ移動します。
そのとき、リンク(K) ラジオボタン チェックと聞こえましたら、Tab キーを押して、リスト一覧のツリービューに戻ります。
もし、リンク以外の要素にフォーカスがあたっていましたら、矢印キーでリンクを選択して下さい。

⑤ 下矢印キーで、メールを作成まで行き、Enter キーを押します。

⑥ 要素リストは、閉じられ、メール作成フォームが表示されます。

To の宛先を入力するエディットボックスにフォーカスがあたった状態で表示されています。

⑦ NVDA + F7を押して、要素リストを開きます。

⑧ Shift + Tab で、種別グループに移動させます。

⑤で述べた、要素リストの操作でリンクを選択しましたので、リンクにフォーカスがあたった状態になっています。

⑨ 矢印キーで、フォームフィールドを選択します。

⑩ Tab キーを押して、要素リストのツリービューに戻ります。

⑪ 上下矢印キーで、メール作成に関する入力フォームが確認出来ます。
例えば、メッセージ本文 エディット 複数行と聞こえる所まで行き、Enter キーを押すと、本文の入力フォームに移動して入力出来る状態になります。

⑫ Alt + F4でウィンドウを閉じます。

フィルター機能を使ってみよう 

Gmailの簡易HTML形式の表示画面での操作が慣れてきましたら、フィルター機能を使って、実行または移動を行ってみます。

フィルター機能を使ってリンクを実行

先ほどのメールを作成のリンクを実行してみます。

① Chrome で、Gmailを開きます。

② 簡易HTML形式の画面を表示させます。

③ NVDA + F7を押して、要素リストを表示させます。

④ Tab キーで、フィルター(Y) エディット ブランクと聞こえる所まで行き、メールを作成と入力します。

⑤ Tab キーを押して、アクションの実行 ボタンと聞こえる所まで行き、Enter キーを押します。
これで、メール作成フォームにジャンプします。
実行されない場合は、種別グループでの要素選択が誤っていることが考えられますので、Tab キーで種別グループまで移動し、リンクを選択されているか確認して下さい。

3  終わりに

今回は、ウェブ版のGmailで要素リストを使ってみましたが、Microsoft の Word や Excel でも利用出来ます。

いずれ、紹介出来たらと思っています。

もしかしましたら、閲覧しにくいホームページに遭遇したときに、お役にたつかもしれませんので、ぜひ、要素リストをいろいろなホームページにアクセスして試してみて下さい。